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ペルー・クスコ(Cusco)から日帰りで行けるレインボーマウンテン。虹のように色づいた山肌が美しい人気の観光地ですが、標高5,000mを超える場所にあり、山頂付近まで行くには高地でのトレッキングが必要です。
私は2026年4月、クスコの宿を通じて予約した現地ツアーに参加しました。
実際に登ってみると、これが想像以上にきつい。すぐに息が切れ、途中で馬に乗ろうかと迷ったほどでした。クスコに数日滞在し、高地にもある程度慣れたつもりでいたのですが、標高5,000mを超える場所はやはり違いました。
それでも、山頂から眺めた虹色の山や、雪の残るアンデスの風景は、苦労して登った甲斐があるなと思わせてくれるには十分すぎる絶景でした。
この記事では、実際の登山のきつさや当日の行程、料金、高山病への注意点を紹介します。あわせて、私がなぜそのツアーを選んだのかも振り返りながら、参加を決める前に知っておいてほしいことを整理しました。
レインボーマウンテンは魅力的な観光地ですが、誰にとっても気軽に歩ける場所ではありません。
自分の体調と高地への準備状況を踏まえて参加を判断し、予約するなら、安全面のサポートも含めてツアーを選びたいところです。
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レインボーマウンテンとは?クスコから行ける虹色の絶景
レインボーマウンテンは、ペルーのアンデス山脈にある山で、ヴィニクンカ(Vinicunca)とも呼ばれています。
赤や黄色、緑がかった色などが帯状に重なる山肌が特徴。地層に含まれる鉱物の違いや長い年月をかけた地質の変化によって、虹のような景観が生まれました。
クスコから日帰りツアーで訪れることができ、周囲にはアンデスの雄大な山々が広がります。

トレッキング途中に出会った動物と雪景色
車を降りて歩き始めると、雪をまとった山々が目の前に広がります。近くでは、アルパカと思われる動物たちが、あちらこちらで草を食べていました。


こうした風景に出会えるのも、レインボーマウンテンの魅力の一つ。
肌寒くはありましたが、天気に恵まれたのは良かったです。
道中の広大な風景を楽しめる一方、登山道には勾配のきつい坂もあります。一般的な観光地を散策するような感覚ではなく、高地を歩くための準備をして訪れたい場所です。
レインボーマウンテンの登山はどれくらいきつい?
クスコ到着4日後でも、すぐに息が切れた
レインボーマウンテンを訪れたのは、クスコに到着して4日後でした。
4月12日にクスコへ入り、14日にはマチュピチュを訪問。高地にはある程度慣れてきたつもりでいました。
ところが、レインボーマウンテンは想像以上にきつかった…。
45歳という年齢もあります。オプションで馬に乗って登る選択肢もありました。でも、せっかく来たのだから、自分の足で最後まで登りたい。
そう思って歩き続けましたが、標高5,000mを超える山では、少しペースを上げようとするだけで息が切れます。途中には勾配のきつい坂もあり、何度も立ち止まっては息を整える。その繰り返しでした。
明らかに私より若い人たちはスムーズに登っていて、気づけば私はグループの最後になっていました。
他の人に迷惑をかけたくないからペースをあげて登ろう。
そんな考えも頭をよぎりましたが、体がついていかない。それに、高山病のことを思うと、とても無理をする気にはなれませんでした。
幸い、もう一人、ゆっくり登っている参加者がいたので、励まし合いながらも自分のペースで進みました。

その後も馬に乗るチャンスは何度かありました。諦めて利用しようかと迷ったものの、何とか自分の足で山頂までたどり着きました。
登り切れたのはうれしかったのですが、振り返ってみると、あの場所では頑張ることよりも無理をしない判断も大事だったと思います。
山頂まで行くことだけを目標にせず、体調が悪ければ引き返す。それくらいのつもりで参加したいトレッキングです。
馬を利用しても、すべての区間を移動できるわけではない
登山道では、馬に乗って登ることができる有料サービスもありました。
私自身は利用しませんでしたが、参加したツアー会社Rainbow Mountain Travelsの公式案内によると、料金は通常70〜90PEN(約3,200〜4,100円/2026年11月)が目安です。
当日、現地で手配する方式で、通常は事前予約ができず、空きがある保証もありません。また、馬を利用しても徒歩で進む区間が残るとのこと。
歩く負担を減らす方法にはなりますが、馬に乗ればすべての区間を移動できるわけではありません。
何より、馬を使っても高地にいること自体は変わりません。体調が悪いときに、無理をして登り続けるための手段とは考えない方がよいと思います。
※料金・利用条件はツアー会社の掲載情報です。
スニーカーで登ったが、登山用シューズも検討したい
私が履いていたのはスニーカーでした。
実際に山頂まで登れたものの、訪問時は雪やぬかるみが残り、足元の悪い場所もありました。

振り返ると、滑りにくく足元が安定する登山用シューズの方がよかったかもしれません。
また、服装や持ち物では、防寒着、雨具、日焼け止め、UVカットサングラスも用意しておきたいところです。
標高が高い場所では気温が低くても日差しが強く、天候も変わりやすくなります。訪問する季節や当日の天気を確認し、寒さと紫外線の両方に備えてください。
高山病には注意|実際に体調を崩した参加者もいた
登山前、ガイドからも無理をしないよう案内があった
レインボーマウンテンで注意したいのは、坂道のきつさだけではありません。標高の高さによる身体への影響も考える必要があります。
米国CDCによると、体力や運動能力が高くても高山病になる可能性があります。高地への順応には個人差があり、クスコに数日滞在したからといって、安全が保証されるわけではありません。
私が参加したツアーでは、歩き始める前にガイドがルートや注意点を丁寧に説明してくれました。
その際に言われたのが、頭痛など体調の異変を感じたら、それ以上登らず、その場で止まるか下山するということです。
高山病では、頭痛や吐き気、めまい、強い疲労感などが現れる場合があります。
注意
高山病の症状が出たら、無理に登り続けないでください。
- 頭痛や吐き気、めまいなどの異変を感じたら、すぐにガイドへ伝え、登山を中止して適切な対応を取る必要があります。
- 症状が悪化する場合や重い症状がある場合には、速やかな下降や医療対応が必要です。酸素の用意があっても、下降や医療対応の代わりになるとは限りません。
詳しくは、厚生労働省検疫所の高山病に関する解説と、在ペルー日本国大使館の注意喚起をご確認ください。
帰りの車内で酸素を吸っていた参加者
今回のツアーでは、忘れられない出来事がありました。
同じツアーに参加していた男性の一人は、トレッキング中、私よりもずっと速いペースで歩いていました。そのときは特に体調が悪そうには見えませんでした。
ところが、帰りの車内で具合が悪くなったようで、同行ガイドが携行していた酸素を吸わせて対応していました。
その後、体調は少し改善したようで、ガイドにも大丈夫と伝えていました。
最終的に、無事にクスコで解散することができて良かったのですが、登山中に元気そうに見えた人が帰りの車内で体調を崩している姿は、強く印象に残りました。
私がこのツアーを選ぶ際に最も重視したのも、万が一の体調不良に対するサポートでした。
酸素が用意されていることも決め手の一つでしたが、もちろん酸素があれば安全というわけではありません。
登山中の体調確認や、途中で引き返す場合の対応、緊急時にどうするのか。こうしたことまで確認しておく必要があると、実際に参加して改めて感じました。
食事場所にあったコカ茶と、持参したお菓子
ツアーの食事場所には、現地で高山病対策として親しまれているコカ茶も用意されていました。
私も事前にコカのグミや飴を購入し、トレッキング中に時々食べていました。

ただし、コカ茶やコカ製品に高山病の予防・治療効果があるという十分な科学的根拠はありません。
現地で親しまれているものではありますが、高山病対策として頼り切るものではないと考えておきたいところです。
また、コカ製品は国によって持ち込みが規制される場合があります。国外へ持ち出す際にも注意が必要です。
クスコ発ツアーの当日の流れ
私が参加したのは、Rainbow Mountain Travelsが催行するグループツアーです。
最大18人のツアーで、私が参加した日は満席でした。ガイドは2人。英語とスペイン語で案内してくれました。
当日のスケジュール
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| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 3:00ごろ | 各ホテルへの順次ピックアップ開始予定 |
| 3:30ごろ | 私の宿に迎えが到着 |
| 早朝 | 車で移動、途中で朝食 |
| 7:00ごろ | トレッキング開始 |
| 午前中 | 山頂で撮影、レッドバレーを訪問 |
| 11:30ごろ | 車に戻る |
| 昼ごろ | 帰路途中で昼食 |
| 16:00ごろ | クスコ中心部で解散 |
※実体験に基づく、おおよその時刻です。7:00〜11:30の約4時間30分には、登り・下りに加えて休憩や撮影、レッドバレー観光も含まれます。

ツアーは午前3時ごろから各宿泊先を順番に回り、参加者をピックアップしていきます。私の宿に車が来たのは3時30分ごろでした。
送迎場所などのツアー会社との連絡は、宿のオーナーがしてくれました。当日も、迎えの車が今どのあたりにいるのかをWhatsApp(ワッツアップ)アプリで共有してもらえたので、早朝でも状況が分かり、安心できました。
帰りはクスコ中心部で解散。私の場合、到着したのは午後4時ごろでした。
早朝から長時間のツアーになるため、帰着後の予定は詰め込みすぎない方がよいと思います。
早朝出発でも、山頂にはすでに観光客がいた
私が参加したツアーは、他のツアーより早く到着し、混雑を避けられると謳われていました。
宿のオーナーからも「誰もいない山頂で写真が撮れるよ」と聞いていたので、少し期待していました。
ところが、実際に到着すると、すでに他のツアー客の姿がありました。
有名な撮影スポットでは、みんな列に並んで順番に写真を撮っていたので、あまり関係なかったかもと思ったのが正直なところです。

もちろん、もっと遅い時間に到着するツアーと比較したわけではありません。通常より撮影待ちの人数が少なかった可能性はあります。
ただ、私自身は、早朝出発だから特別に写真が撮りやすかったという印象はありませんでした。
早朝出発だからといって、誰もいない山頂で撮影できるとは限りません。
早めにクスコへ戻れるなど別のメリットも考えられますが、「混雑を避けられる」という説明だけでなく、実際の行程や出発・帰着時刻も含めて選びたいところです。
食事は朝食・昼食ともビュッフェ形式
ツアーには朝食と昼食が含まれており、どちらもビュッフェ形式でした。
私の記憶では、朝食と昼食は同じ施設で食べたと思います。

ツアー会社の案内によると、朝食場所、登山口、登山道の複数箇所に簡易トイレがあるとのこと。
設備は基本的なものなので、ティッシュと小銭を持参しておくとよいです。
レッドバレーにも訪問|赤い山々が広がるもう一つの絶景
レインボーマウンテンの近くには、レッドバレー(Red Valley/Valle Rojo)という景勝地があります。
虹色の山肌が特徴のレインボーマウンテンとは違い、こちらは赤茶色の山々と谷が広がる独特の景観が見どころです。

私が参加したツアーでは希望者のみのオプションで、追加料金は30PEN(約1,400円/2026年11月)でした。
レインボーマウンテンの山頂付近から少し下り、さらに歩いて向かいます。

急な坂があったかははっきり覚えていませんが、ある程度の距離を歩きました。すでにレインボーマウンテンの登りで疲れている場合は、その分の負担も考えたいところです。
山頂付近から少し下っただけでも身体が軽くなったように感じましたが、それでもやっぱり息は切れました。
レッドバレーまで足を延ばすかどうかは、当日の体調を見てから決めるのがよいと思います。
※30PENは2026年4月に私が支払った料金です。現在の料金や訪問条件は、予約前に確認してください。
実際に支払ったツアー料金は44 USD
2026年4月に参加したツアーの料金は、5USDのプロモーション割引を利用して44USD(約6,900円/2026年11月)でした。
宿に置かれていたパンフレットを見て、宿を通じて申し込み、料金は宿泊先で現金払いしました。
ツアー料金と追加費用
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| 項目 | 金額 | 日本円の目安 |
|---|---|---|
| 通常料金 | 49 USD | 約7,700円 |
| プロモーション割引 | −5 USD | 約790円引き |
| 実際に支払ったツアー料金 | 44 USD | 約6,900円 |
| レッドバレー追加料金(希望者のみ) | 30 PEN | 約1,400円 |
| 馬の利用料金目安(希望者のみ) | 70〜90 PEN | 約3,200〜4,100円 |
※日本円は2026年11月時点の参考レート(1USD=157.17円、1PEN=45.47円)による単純換算です。実際の円支払額ではなく、両替手数料も含みません。
私が支払った44USDには、次のサービスが含まれていました。
- 宿への迎えとクスコ中心部への復路送迎
- 英語・スペイン語ガイド
- 朝食・昼食
- レインボーマウンテンの入場料
一方、レッドバレーは別料金でした。
ツアーを比較するときは、表示価格だけでなく、食事や入場料、希望するオプションまで含めて見ると、実際に必要な費用が分かりやすくなります。
レインボーマウンテンのツアーを選ぶポイント
宿を通じて前日に予約した理由
私の場合、レインボーマウンテンについて、事前にそれほど詳しく調べていませんでした。
それなら、クスコの宿のオーナーにおすすめを聞いてみよう。
そう考えたのが、宿を通じて予約した理由の一つです。
もう一つ気になっていたのが、体調と天気でした。
4月14日にマチュピチュへ行っていたので、その後の体調を見てから参加を決めたいと思っていました。天候も気になっていたため、実際に予約したのは前日の4月15日です。
私がツアーを決めるうえで最も重視したのは、万が一体調を崩したときにサポートを受けられるかどうかでした。
紹介されたツアーには酸素の用意があり、それも選んだ理由の一つです。
実際に参加すると、2人のガイドが登山前にルートや注意点を説明し、歩くペースや体調にも配慮してくれました。
安全面を気にして選んだツアーだったので、こうした対応は心強く感じました。

予約前に確認しておきたい条件
今回の経験から、ツアーを選ぶ際には次の点を確認しておくことをお勧めします。
← 横にスクロールして比較できます →
| 確認事項 | チェックしたい内容 |
|---|---|
| 登山ルートと歩行時間 | 高地をどれくらい歩く必要があるか |
| 安全面のサポート | 体調不良時の対応、下山・搬送の方針 |
| ガイド | 言語、体調確認、歩くペースへの配慮 |
| 送迎 | 集合場所と帰りの解散場所 |
| 基本料金 | 食事・入場料・税金などが含まれるか |
| 追加費用 | 馬やレッドバレーの利用条件・料金 |
| 出発・帰着時刻 | 早朝出発の負担と、その後の旅程 |
| キャンセル条件 | 無料キャンセルの期限と適用条件 |
ポイント
ツアーを選ぶときは、料金に加えて緊急時のサポートも確認する。
- 酸素の用意だけでなく、体調不良時にガイドへ相談できるか、途中で下山する場合にどう対応するかも確認しておきたい条件です。
現地予約とGetYourGuideでのオンライン予約
クスコでツアーを申し込むなら、宿を通じて予約するほか、市内中心部にたくさんある現地ツアー会社へ直接相談する方法もあります。
私の場合は下調べが十分ではなかったため、宿のオーナーに相談して決めました。送迎の手配までお願いできたのもよかった点です。
一方、日本にいるうちに予定を決めておきたいなら、GetYourGuide(ゲットユアガイド)などでオンライン予約する方法もあります。
GetYourGuideには、ツアー開始24時間前まで無料キャンセルできる商品も掲載されています。
私のように体調や天気が気になる場合、キャンセル条件は予約先を選ぶ際の判断材料になると思います。ただし、無料キャンセルの期限や条件は商品ごとに異なります。事前に確認しておく必要がありますし、天候や現地事情による催行中止についても、別途規定を確認したいところです。
また、GetYourGuideに掲載されているツアーは、私が実際に利用した現地ツアーと同一ではありません。
送迎、食事、入場料、ガイドの言語、緊急時の対応などを確認し、自分に合う条件で探してみてください。
どのツアーを選んでいいかわからない方向けに、GetYourGuide内で私が比較し、お勧めするツアーを選びました。レビューが高評価なのに加えて、私が参加したツアーに内容が一番似ていると思ったのが選んだ理由です。よろしければ参考にしてください。
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GetYourGuideをまだ利用したことがない方や、予約の仕組みを詳しく知りたい方は、別記事でサービスの特徴や予約前の確認事項を紹介しています。

私が実際に参加したツアー会社
私が利用したのは、Rainbow Mountain Travelsのグループツアーです。
公式ページ:https://www.rainbowmountaintravels.com/tour/
公式サイトから直接予約したのではなく、クスコの宿を通じて申し込みました。
公式ページでは、行程や料金に含まれるもの、馬の利用条件、酸素の用意などが案内されています。
私が参加したときの料金や条件と現在の掲載情報は異なる場合があるため、実際に予約する際は最新の内容を確認してください。
レインボーマウンテンへ行くか迷っている人へ
レインボーマウンテンでは、虹色の山肌だけでなく、雪をまとった山々や、トレッキング途中で出会った動物たちも印象に残っています。
登るのは本当にきつかったです。それでも、あの景色を見ることができたのは、私にとって貴重な経験でした。
私よりご高齢と思われる方々や、足が悪そうな方も登っていたことは驚きでした。互いに息を切らしながらも声を掛け合い、励まし合って登ったことも良い思い出です。
実際に参加して大切に感じたことは、やはり、体調を崩したときのサポートです。標高5,000メートル超えは、私にとって初めての経験でした。
登山中は元気そうに見えた参加者が、帰りの車内で酸素を吸っていたこと。そして、自分自身も途中で馬を使おうかと迷うほど息が切れたこと。
実際に参加したからこそ、高地では無理をしない判断がどれほど大事かを感じました。
レインボーマウンテンへ行くと決めたら、歩行時間やガイドの対応、緊急時のサポートまで確認してツアーを選んでほしいと思います。
美しい景色を楽しむことと、無事に帰ってくること。その両方を大切にしたい場所です。
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