2026年3月、日本を出発して113日間の世界一周へ。
メキシコから中南米を巡り、その後スペインへ。モロッコ、西欧・中欧を旅して日本へ戻りました。
旅の大部分は一人で個人手配。世界一周航空券を旅の軸にしながら、飛行機だけでなく、長距離バスや鉄道、フェリーなども使って各地を移動しました。
この記事では、113日間で実際に巡った国・都市とルート、旅に出た理由、出発前に感じていた不安、そして実際に旅をして分かったことまで、旅の全体像を紹介します。
113日間の世界一周に出た理由
「知らない場所を旅してみたい」という気持ちは昔からありました。
ただ、「いつか世界一周をしたい」と具体的に思い描いていたわけではありません。
20代の頃から比較的自由に海外を旅してきたこともあり、旅そのものにはある程度満足していました。しばらくは「次はどこへ行こう」と積極的に考えることも、それほどありませんでした。
そんな中で知ったのが、世界一周航空券です。
かなり高額なものを想像していましたが、調べてみると、思っていたほど手の届かない金額ではありませんでした。
そこであらためて、まだ行ったことがなく、行ってみたい場所を考えるようになりました。
そのとき一番興味があったのは、南極。
一度は行ってみたかった場所です。
ただ、調べてみると南極へ行くのは簡単ではなく、ツアーもかなり高額でした。
それなら、南極に近いところまで行ってみるのはどうだろう。
そんなふうに考え始めました。
もうひとつ大きかったのが、それまで中南米を一度も旅したことがなかったことです。
世界一周航空券を使えば、中南米を含めて、これまで行けなかった場所を一度の旅で巡れるのではないか。
そこから具体的なルートを調べ始めました。
40代に入り、これから先、いつでも同じように長期間の旅ができるとは限りません。
それなら、行けるうちに行っておこう。
そう考えたことも、世界一周を計画した大きな理由のひとつです。
もちろん、最初に考えたルートがそのまま実現したわけではありません。
旅行時期や飛行機の空席状況に合わせて何度もルートを組み直し、最終的に113日間の世界一周になりました。
113日間で巡った世界一周ルート
2026年3月に日本を出発し、中南米からヨーロッパ、北アフリカへ。その後再びヨーロッパを巡り、日本へ帰国しました。
まずは、旅全体の位置関係が分かるように世界地図でルートを紹介します。

実際に訪れた国・都市は、次の順番です。
中南米
- 日本から出発
- メキシコ:メキシコシティ
- コスタリカ:サンホセ → ケポス → サンホセ
- パナマ:パナマシティ
- ペルー:リマ → クスコ → オリャンタイタンボ → マチュピチュ → クスコ → プーノ
- ボリビア:コパカバーナ → ラパス → ウユニ → ラパス
- ペルー:プーノ → アレキパ → ナスカ → ワカチナ → パラカス → リマ
- コロンビア:ボゴタ
スペイン・ジブラルタル・モロッコ
- スペイン:バルセロナ → マドリード → トレド → コルドバ → グラナダ → セビリア
- ジブラルタル
- スペイン:タリファ
- モロッコ:タンジェ → シェフシャウエン → フェズ → カサブランカ → マラケシュ → ワルザザート → エッサウィラ → マラケシュ
ポルトガル・西欧・中欧
- ポルトガル:リスボン → オビドス → ナザレ → コインブラ → ファティマ → コインブラ → アヴェイロ → コスタ・ノヴァ → ポルト
- スペイン:サンティアゴ・デ・コンポステーラ
- ポルトガル:ポルト
- ドイツ:フランクフルト → マインツ → ローテンブルク → フュッセン
- リヒテンシュタイン:ファドゥーツ
- スイス:ユングフラウ → テーシュ → ツェルマット
- フランス:モン・サン・ミッシェル → ベルサイユ → パリ
- ポーランド:ワルシャワ → クラクフ
- ハンガリー:ブダペスト
- スロバキア:ブラチスラバ
- 日本へ帰国
このうち、ドイツのローテンブルクからフランスのパリまでは家族と合流し、7日間のツアーに参加しました。
それ以外の区間は、一人で旅をしています。
世界一周航空券と現地移動を組み合わせた
今回利用したのは、スターアライアンスの世界一周航空券です。
2026年に私が購入したときはエコノミークラスで約51万円。ANAに電話して予約・発券しました。
世界一周航空券というと、「1枚の航空券だけで世界を一周する」というイメージがあるかもしれません。
ただ、今回の旅では、すべての移動を世界一周航空券でまかなったわけではありません。
世界一周航空券を旅全体の骨格として使い、各国・各都市での移動は、その場所に合わせて別に手配しました。
中南米の都市間移動では、長距離バスを多く利用。
ヨーロッパでは鉄道やバスを使い、スペインのタリファからはフェリーでモロッコのタンジェへ渡りました。
市内では地下鉄やバスなどの公共交通に加え、Uberやタクシーも利用しています。
出発前に不安だったこと
旅に出ると決めたものの、不安や心配事は次から次へと出てきました。
まず気になったのは、40代で約4か月の長旅を最後まで続けられるのかということ。
移動を繰り返しながら荷物を持って歩き、慣れない環境で生活する日々。20代の頃と同じ感覚ではいかないだろうと思っていました。
初めて訪れる中南米については、治安も気になりました。
女性一人で移動する旅だったこともあり、宿泊するエリアや夜間の移動、現地での移動手段などは特に気にしていました。
調べれば調べるほど、注意を促す情報も出てきます。
実際に一人で移動して大丈夫なのか。どこまで警戒すればいいのか。
かなり意識していたことのひとつです。
そして、約4か月の旅に結局いくらかかるのか。
世界一周航空券の金額は分かっていても、宿泊費や食費、現地交通、観光費まで含めた総額は、実際に旅をしてみないと分からない部分がありました。
旅程についても不安がありました。
私が利用したスターアライアンスの世界一周航空券では、発券前にルートと日程を決める必要がありました。
あとから変更することはできても、費用や手間がかかるので、できれば変更したくありません。
トラブルなく、決めた日程どおりに移動を続けられるのか。
それまでの旅とは少し違う、「先の予定が決まっている旅」にも不安を感じていました。
もうひとつ悩んだのが、約4か月持ち歩くバッグ選びです。
何を持っていき、どのくらいの荷物にするのか。
長期旅行だからこそ、出発前にはなかなか答えが出ませんでした。
こうして振り返ると、まだ起きてもいないことを、出発前はいろいろ想像していたように思います。
では、113日間旅してみて、実際はどうだったのでしょうか。
実際に113日間旅して、出発前のイメージと違ったこと
あれこれ心配していましたが、旅に出てみると、想像していたほど大変ではなかったこともありました。
そのひとつが、中南米での移動です。
初めて訪れる地域ということもあり、治安にはかなり不安がありました。
もちろん、場所や時間帯によっては注意が必要ですし、警戒した方がいいと感じることもありました。
ただ、私が実際に旅した範囲では、事前に想像していたほど、常に緊張して過ごすような旅ではありませんでした。
- 事前に治安情報を確認する。
- 宿泊するエリアを選ぶ。
- 夜遅くの移動は避ける。
- 必要に応じて配車アプリを使う。
そうした基本的なことに気をつけながら旅を続けました。
体力や健康面についても、「約4か月間、無事に旅を続けられるのだろうか」と考えていました。
実際には、体調を崩す日もあれば、疲れがたまる日もあります。
そんなときは無理に動かず、休む。
毎日観光しようとせず、自分のペースで移動する。
そうやって無理をしなければ、長期の旅も続けられると感じました。
一方で、あまり気にしていなかったことが、実際には負担になることもありました。
長距離移動や宿の変更が続くと、
「次はどう移動するか」
「どこに泊まるか」
といった小さな判断が積み重なっていきます。
観光そのものより、そうしたことに疲れる日もありました。
113日間旅して感じたのは、長期旅行では「できるだけ多く見ること」よりも、無理なく旅を続けられる選択をすることが大切だということでした。
この旅で得た経験を、これからの旅の選択に
113日間の旅では、観光地を巡ること以上に、毎日のように小さな選択を繰り返していました。
- どこへ行き、どこに泊まるか。
- 何を見て、何を食べるか。
- 次の街までどう移動するか。
- 現金は、いつ、どこで、いくら引き出すか。
ひとつひとつは小さなことでも、こうした選択が旅の快適さや安心感を大きく左右します。
実際に旅をしてみると、
「事前に知っておきたかった」
と思うこともあれば、
「そこまで心配しなくても大丈夫だった」
と感じることもありました。
TABINORIAでは、今回の世界一周で実際に経験したことをもとに、
- 世界一周航空券
- ホテル選び
- 都市間の移動
- 現地交通
- 海外ATMやお金
- バッグや旅行用品
- 現地ツアーや観光
などについて、これから詳しくまとめていきます。
単に「ここが良かった」「これがおすすめ」と紹介するだけではなく、
- なぜそれを選んだのか。
- 何と迷ったのか。
- 実際に使ってどうだったのか。
できるだけ、そこまで残していきたいと思っています。
旅の条件は、人によって違います。
だから、私と同じ旅をしてもらうことが目的ではありません。
これから海外を個人で旅する人が、
「自分ならどうするか」
を考えるときの判断材料のひとつになればうれしいです。
